わかくさ保育園メッセージ

園長のあいさつ

2015年度がスタートして

 4月、17名の新入園児を迎えて2015年度がスタートしました。大好きな母親と落ち着いた我が家で過ごしてきた子どもたちが、突然知らない場所で、知らない保育士と過ごす日々が始まりました。抱っこされても、おんぶされても気持ちは治まらず泣き続けていた子どもたちも、2ヶ月が経過したこの頃は、すっかり保育園の生活にも慣れ、大好きな場所を見つけ、大好きな保育士と大好きな友だちに囲まれて、笑顔がいっぱいの毎日を過ごしています。6月に入ったある日のことです。子どもたちは、登園と同時に園庭に出ていき、思い思いの場所で遊びだしていきました。保育士の手を引き園庭の隅に連れて行った1歳児は、「ダンゴ虫!」と地面を這うダンゴ虫の発見を大喜びで伝えてくれました。5歳児は、前日降った雨のためにぬかるんだ場所から泥を丸め団子づくりに夢中でした。壊れないように乾いた砂を何度も何度も振り落としながら・・・。2歳児は、象さんの滑り台を順番に次から次へと滑りスピードを楽しんでいるようでした。かと思えば、「ママがいい!」と、別れたばかりの母親の姿を追って泣いている子も・・・。こんな風にして、毎日がスタートしていきます。今年度は、キリスト教保育の年主題は”『平和』をつくる”です。そこで、保育園の年テーマを、”つながるこころ”といたしました。神さまに導かれ、私たち一人一人がつなっがっていきたいという願いがこもっています。縦割りの3グループが作られ、仲間として協力し合ったり、励ましあって運動会やわかくさ祭りなどの行事に参加していきます。そのグループ名も、この”つながつこころ”をイメージして、5歳児が決めてくれました。「おはな」、「おんぷ」、「ふうせん」の3グループです。1年間過ごすことの多い仲間としてつながっていって欲しいものです。


2014年度がスタートして

 2014年度が慌ただしくスタートしました。気づいてみれば5月も半ば。ついこの間まで園内に響き渡っていた子どもたちの泣き声も聞こえなくなり、穏やかな日々が与えられています。新入園児も、家庭という社会から保育園という新しい社会を知り、好きな遊びや場所を見つけ、家族以外でもやさしく受け止めてくれる人がいることを知ったのでしょう。大好きな保育士の膝や抱っこで安心が得られているようです。4か月になったばかりの園児の周りには年上児の群がる姿が見られます。口々に「赤ちゃんかわいいね1」「あっ、わらったよ。」と言いながら・・・保育園ならではの光景でしょうか。
 そんな屈託のない園児の笑い声や、日々の生活を見たり聞いたりすることで私たち大人は癒しを頂いているのでしょう。私たち保育士は、子どもたちを保護者さんからお預かりし保育していると言いながら、実はたくさんのものを子どもたちからいただいているのです。疲れているときも、行き詰っているときも、子どもたちの笑顔を見ると元気が出てくるんですね。
 去る16日、子どもたちが楽しみにしていた親子バス遠足が、天気にも恵まれ無事に終わることができました。まかいの牧場でのたくさんの思い出を、子どもたちは絵の中に残してくれました。羊や馬の様子、一緒に行った家族の方々のこと、お弁当を食べている様子などが描かれていました。保護者さんも忙しい日常の中で、触れ合うことも少なかったでしょうが、子ども同士の触れ合いを通してさらに親睦が深まったようです。
 一つ一つ前に向かって歩み出していることに感謝です。


2013年度がスタートして

 2013年度を迎え早いもので5月も半ば・・・。
 3月には、15名の卒園児をそれぞれ地域の学校に送り出すことができました。4月には21名の新入園児を迎え90名の園児と、その保護者さま、19名の職員で2013年度を新たな思いでスタートいたしました。新しい部屋、新しい担任にも慣れた子どもたちは、自分の好きな場所や友だちを見つけ毎日を喜びに満たされて遊んでいます。ひとつ大きなクラスになった嬉しさは、得意気に年下児の面倒を見ようとする年上児の姿となって表れてもいます。
 今年の年主題は”あふれる愛”です。そこで保育園の年テーマは”小さいいのち”といたしました。子どもたちは、てんとう虫やダンゴ虫など小さい生き物が大好きです。そんな大好きな虫たちにも”いのち”があり、共に生きる仲間や住む家があることを、子どもたちにも知ってほしいと願っています。虫取りをして遊んだ後は、「ママのいるおうちに帰ってね!」、「もうお昼だからご飯食べてきてね!」と、そっと土に戻している姿をよく目にします。
 子どもたちのこんなやさしさを、私たちは大切に育てていけるよう保育を進めていく所存です。


2012年度がスタートして!

 2012年度ががスタートして1ヶ月が経とうとしています。今年は良い年であって欲しいと願うのは、私だけではないと思います。余りにも色々なことがあり過ぎた2011年度。当園でも、9月の台風により駐車場の門扉が壊れたり、屋根が剥がれて隣の家まで飛んだり被害は大きかったです。像の滑り台が、からころと園庭を転げまわったのには驚きでした。
 しかし、東日本大震災の怖さは私たちの記憶から消すことはでできません。被害に遭った方々が消すことのできない不安と悲しさの中にいることを、決して忘れてはならないと思うのです。近年必ず大きな地震が来ると言われているこの地域に住む私たちにとって他人ごとではありません。
 過日、静岡県保育所連合会主催の施設長研修会で、岩手県の大槌保育園の園長先生が地震による津波から園児たちを全員避難させたという実体験を涙ながらに語っているのをお聞きいたしました。聞く私たちも流れる涙を抑えることはできませんでした。駿河湾沖に地震が発生したら津波は5分から10分でやって来ると言われているこの地域。園児の命を守るためにはマニュアルに捉われず瞬時の判断が必要だと、園長先生は繰り返し話されていました。
 いつ起きるかわからない不安を抱えながらも、できる限りの備えをして、子どもたちを守っていかなくてはいけないと考えています。
 そんな中、子どもたちは一つ大きなクラスになったことに喜びを感じながら、元気に保育園での生活を楽しんでいます。園庭には、3月に卒園して行った子どもたちが植えたチューリップが色とりどりに咲き、2月に今の年長児が植えたジャガイモが芽を出し、てんとう虫やダンゴ虫が顔を見せ春を満喫しています。
 一つ一つが前に進んでいることを実感しています。この1年も、良い年となりますように神さまお守りください、と祈りつつ・・・・・


新たな思いで!

 わかくさ保育園は、富士市から当法人旭福祉会が経営の委託を受け、昭和55年4月1日 定員60名の保育園として開所いたしました。以来31年間、地域の方々を初め多くの方々に支えられて歩んで来ましたが、平成18年より定員を90名に増員し、経営も公設民営のまま指定管理者制度の下に行なわれてまいりました。
 そんな経過の中、平成23年4月、指定管理者の更新期に伴い、県より正式に認可を受け旭福祉会に経営のすべてが委ねられることになりました。法人の持つ責任はますます大きくなりますが、31年間、地域の方々や保育園をご利用くださった保護者の皆様に、愛され支えられて歩んで来た歴史を大切に更に邁進していく所存です。
 今年度も、そんな新たな思いでスタートしあっという間に3か月が経ってしまいました。通ってくる園児は明るく元気な子どもたちばかりです。人を愛し、やさしい心と感謝の思いを持った子どもに育って欲しいと願いつつ・・・キリスト教精神に基づいた保育を担っていきたいものです。


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